遂に、始まる…!!

たたき池

みなさんこんにちは!相変わらず、わくわくする毎日を送っている深見養魚場の深見雄基です。今日はですね、遂に、遂に春が始まるという記事を書いていきたいと思います。とりあえず風が強い、強すぎ!

↑風強すぎて、南側にバシャバシャ水が…

さて、純粋に皆さん春というと何を想像しますか?桜、そう桜錦!違いますね。あったかいだとか、様々な風物詩を想像すると思います。

↑なぜかイラスト屋にある桜錦のイラスト

ただ、深見家はというと、金魚の産卵です。もともと、我が家には11品種の金魚がいます(ランチュウ、江戸錦、桜錦、秋錦、青秋錦、青ランチュウ、東錦、キャリコ琉金、六鱗地金、パール、土佐錦)。いるからと言って、勝手に池から生えてくるわけでもなく、必ず産卵させて大きくしなければなりません。その第一歩が産卵です。

その中でも、一番最初に行うのはランチュウです。深見家では、どの魚もなじみが深いと思いますが、特にランチュウは切っても切れない魚だと思います。祖父光春の頃から、こだわりにこだわった魚です。今日は、午後父と一緒に親を選別し、一部のランチュウをセットしました。

↑雄雌しっかり見て、産卵の準備ができているか確認して、ヒーターを入れる。

↑水温計、まだ入れたばっかりなので低い、池の面積も広いので加温に時間かかる。

父が「一年の中で一番最初の作業だけど、一番大切な作業だ。これですべてが決まるようなもの。信念をもって親魚を選ぶ。」と言いましたが、本当にその通りです。その一言を聞いて今年も改めてですが、しっかりとやることをやって、すごくいい魚を作ろうと思いました。

今日は他にも、市場があったのでしっかりと出荷をして、送りも行いました。父が買い付けてきた、魚を発送する作業です。ただ、横に流すのではなく、細心の注意を払って魚を傷つけないようにしっかりと梱包します。

↑発送に使う段ボール。この土佐錦は父親が、見えない部分にあるランチュウは祖父が描いたものです。僕は結構好きなデザインです。

この発送用段ボールは金魚屋さんによってデザインが違ったりするので、結構面白いです。誰かコレクションしてないかな?(笑)それこそ、これTシャツにしようかなと思います。それぐらい好きです、僕は。

祖父の頃からずーっと続いてきた金魚が、また今年も始まります。

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