ビニール池、豆板の裏

ビニール池

みなさんこんにちは!深見養魚場の深見雄基です。最近は、日が長くなってきたので、かなり仕事ができてうれしい日々です。今日は、寒く風が吹く中、ビニール池の水換えを行いました。市場に出荷する魚を選ぶためにも必要な作業です。それにフォーカスして今日の記事を書いていきます。他にも、青水をホース使って入れたり、出荷する魚を大小分け、昨日の風で防鳥ネットにぶち開いた穴をテグスでやったりいろいろありました。

さて、今日はビニール池の水換えについてですが、この時期特有の豆板の裏を洗うことについて書いていきたいと思います。

↑豆板というのは、こうやってビニール池のビニールを押さえておくコンクリートの板です。針金を入れてコンクリートを固めてあるものなので、結構固いけど、もろい。皆さんの家に其処ら辺に置いてないですか?ないですよね。

ということで、この豆板をひっくり返して洗っていきたいと思います!例としてこの一枚の豆板を見ていきましょう。濡れながらですが、頑張って撮りました。

↑ひっくり返すとヘドロがたまり、すっごく汚い。それと、こう見えても臭いがすごいです。手につくと風呂に入るまで臭いは取れません。

インスタで質問があったんですけど、ヘドロは糞だけでなく、金魚の粘膜、エサの残りや微生物だったり色々混じっています。これが魚の病気の原因になったりします。

↑水で思いっきり洗います。

この作業を池洗いに加えてやっていきます。

何故こんなことをするかというと、魚の病気を防ぐことです。何度も池の水換えをするうちに堆積したヘドロが悪影響を及ぼすのではないかと言われているためです。

それに近いことですが、池を洗う時にはタニシもしっかりと洗い流します。タニシが増えると水が澄むし、病気も増えるイメージがあります。水が澄むのは、この時期は致命的で鳥の餌食になってしまうので避けなければなりません。

さて、さらっと豆板を洗うといいますけど、一池につき何十枚もあるので結構身体にきます。意外に重いし、風向きを考えないとビニールがはらりとめくれてしまうので、気を使います。しかも洗うことに集中していると水を出すホースが絡まって、外れるしと、一気に作業が大変になります。

でも、魚をちゃんと育てるうえでは、避けても通れない作業です。日々、春を感じる次第です。 

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